数理学談話会について

  • どなたでもお聴き頂けます(参加費無料).他学部や他大学からの方や学生の方もお気軽にお越し下さい.
  • 多くのご講演は,(その分野がご専門ではない)一般の数学者にも導入部はご理解いただけるレベルで行われます.
  • 講演の始まる30分前(複数の講演がある場合は、たいていは最初の講演の30分前)から,数学会議室(4階479号室)にお茶とお菓子が用意されます.参加者はご自由にお召し上がり頂けます.
  • 通常の場合、談話会は
    • 曜日の16:30から17:30までの1時間
    • コロキウム3(自然科学5号館数学・管理棟4階471号室)

    にて行われます。異なる場合のみ赤字で記載しています.

  • 数理学談話会委員:杉山真吾,Patric van Meurs.

令和7年度の予定

【日時】2025年6月4日 (水) 16:30–17:30

【会場】金沢大学自然科学5号館 コロキウム室3(数学・管理棟 4階)

【講演者】Jorge Hidalgo (Universidad de Granada)

【タイトル】Constant mean curvature surfaces and complex analysis

【アブストラクト】We will discuss the connection between constant mean curvature surfaces and complex analysis. In particular, why complex analytic methods imply the abundance of these surfaces.
The talk is intended to a general public, you are all welcome to attend.


【日時】2025年5月21日 (水) 16:45–17:45

【会場】金沢大学自然科学5号館 コロキウム室3(数学・管理棟 4階)

【講演者】松坂俊輝氏(九州大学)

【タイトル】不定値テータ関数とアフィンスーパーLie代数の分母公式

【アブストラクト】テータ関数もどきの名を持つ「モックテータ関数」は,何をもってテータ関数の仲間だとみなせるのだろうか.この疑問は長らく研究者を悩ませたが,様々なタイプの「崩れた」保型変換則を満たすq-級数の理論が整備されるにつれて,次第にその全容が明らかになってきた.その一つの答えを与えるのが,Zwegersによって構成された不定値二次形式に付随するテータ関数である.本講演では,モックテータ関数の歴史を概観すると共に,その一つの応用として,Kac-Wakimoto が発見したアフィンスーパーLie代数の分母公式から導かれるq-級数の等式を,不定値テータ関数の視点から捉え直す.

本研究は鈴木美裕氏(京都大学)との共同研究である.